こんにちは、アキトです!
今回は映画や小説で有名な「ハリー・ポッター」の世界を舞台にしたアクションRPG『ホグワーツ・レガシー』のレビューをしていきます。
結論としては「ハリー・ポッター」の世界観を見事に再現し、一生徒として自由に歩き回る事ができる没入感がたまらない良作でした!!
良いとこと、悪いところに分けて書いていきますので、よろしければ最後までお付き合いください。
それではどうぞ。
リリース時期 | 2023年2月10日 |
ジャンル | オープンワールドアクションRPG |
対応機種 | PlayStation4, PlayStation5, Xbox One, Xbox Series X/S, PC(Steam), Nintendo Switch |
開発元 | Avalanche Software |
発売元 | Warner Bros. Games(Portkey Games) |
公式サイト | リンク |
良かったこと
ゲームの中で聖地巡礼できる
本作最大の見どころは「ハリー・ポッター」の世界観を見事に再現し、一生徒として自由に歩き回る事ができる没入感にあります。
完全再現されたホグワーツ城に足を踏み入れた時、尋常ではない作り込みに感嘆しました!!
映画で描かれていたような”動く階段”や”動く肖像画”、大量のロウソクが宙に浮かぶ大広間、薬草学や闇の魔術に対する防衛術の教室など、ゲームの中で聖地巡礼出来てしまうんです! もう歩き回るだけで楽しい!
もちろん作り込まれているのはホグワーツ城だけではありません。
ホグズミードでは”オリバンダーの店”(支店)や”ゾンコのいたずら専門店”もあるし、禁じられた森ではケンタウロスや凶悪な蜘蛛が生息していたりと、きちんとツボを抑えています。
このゲームを作った人達は、本当に「ハリー・ポッター」の世界が好きなんだなと心から思えますね!
アクション性の高い魔法バトル
「ハリー・ポッター」の世界と言ったら、やはり魔法(呪文)を使ったバトルですよね。
本作でも対象を攻撃する攻撃呪文、対象を別のものに変身させたり浮遊させたりする制御呪文、対象を呼び寄せたり跳ね除けたりする強制呪文など、多種多様な呪文が登場します。
魔法にはクールタイムがあるので連続で使用することはできませんが、短時間で再使用可能になるのでそれほど気にはなりません。
とはいえ単純に魔法を撃っていれば倒せるというわけではなく、敵の魔法に合わせて防御したり回避したりしないとあっという間に体力を削られてしまうので瞬間瞬間の判断が重要でしたね。
特に厄介だったのが敵も防御呪文”プロテゴ”を使ってバリアを張ってくることですね。
バリアを張られたままだとこちらの攻撃が弾かれてしまうので、真っ先にバリアを破るように立ち回る必要があり、一筋縄ではいかないところも魅力でした。
随所に仕掛けられた魔法ギミック
魔法の原作設定を見事にゲームとして落とし込んでいる点もポイントです。
本作では授業の課題をクリアすることで新たな魔法(呪文)を習得できる仕組みになっていますが、覚えた魔法はバトルで使用することはもちろん、あらゆる魔法的な仕掛けを解除するカギにもなっています。
例えば”アクシオ”であれば空飛ぶ本やダンジョンでの足場を引き寄せることもできますし、”ルーモス”であれば暗い鏡のギミックを解除して蛾を先導したり、洞窟などで見かけるツタのような植物を一時的に怯ませることもできます。
最初は意味不明な仕掛けでも、新たに習得した魔法を試していくうちに謎が解けます。ピースが噛み合った瞬間は「やった!」と思わずガッツポーズしたくなりますね。
悪かったこと
授業内容があっさりしている
授業を楽しむというよりかは、新しい魔法を覚える為にストーリーとして授業がある感が強いです。
遅刻や私語で怒られることもないですし、テストも無いのでペナルティもありません。
これが自分で科目を選択して日々の時間割を決め行動できれば、学校生活にもっと没入感が出たのではと思います。
メインストーリーと授業がごっちゃになってるので、なんかふらっと授業に立ち寄って課題だけは完璧にこなす優等生みたいな印象を受けてしまうのですよね。
また、せっかく組分けされるのだから点数制をもっと前面に押し出して、主人公や仲間との言動によって目に見える形で各寮の点数を競わせるなど、自分が入った寮を盛り上げる仕組みが欲しかったですね。
クィディッチで遊べない
クィディッチは「ハリー・ポッター」シリーズに登場する架空のスポーツですが、本作ではプレイできない設定になっています。
ゲーム内でも「春の決勝戦で負傷者が出たため、今年のクィディッチのシーズンを中止する」と宣言されます。
中途半端な物は出せないとする制作陣のこだわりなのかもしれませんが、クィディッチなしでもこれだけ完成度の高い作品になったのですから、英断だったと筆者は思います。
欲を言えばあれだけ素材がしっかりと作り込んである世界なので、実際に実装されてプレイしてみたかったのが本音です。
ハリー達は登場しない
当たり前っちゃ当たり前なんですけど、本作では原作や映画に登場したハリー達は登場しません。
というのも本作は1800年代の魔法界を舞台にしているので、ハリー達が在学していた1990年代から遡ること100年以上前のお話になるんですね。
過去の出来事をゲームを通して体験できたことは原作ファンとしてとても魅力的でしたが、原作のストーリーもこのクオリティで追体験してみたっかたです。
さいごに
「ハリー・ポッター」愛に満ちた作品でした。
原作を知っている方はもちろん、原作を知らない方も本作をきっかけとして「ハリー・ポッター」の世界に足を踏み入れてみてください。
きっと驚きと感動の体験を実感できると思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
皆さまのゲームライフの参考になれば幸いです。
それではまた。
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