【英雄伝説 黎の軌跡】レビュー 戦略的バトルシステムに病みつき!

ゲームレビュー
どんなゲーム?

様々な勢力、人々との繋がりや成長を丁寧に描く、ストーリーに重点をおいた王道的なRPGです。

”軌跡シリーズ”として初作「空の軌跡」から時系列がひと繋ぎになっていますが、今作は新たな国を舞台に主となる登場人物も一新している為、初めてプレイする方にも敷居が低くなっています。

独自の発展を遂げたバトルシステムに高評価をつけたくなる作品です。

アクションとコマンドが融合した戦略的バトルシステム

フィールドで敵と遭遇すると、画面の切り替え無しでそのままフィールドバトルに突入します。
この時点ではアクションゲームさながら、自由に動き回って攻撃や回避を行うことが可能です。

そして、プレイヤーの任意のタイミングでコマンドバトルへ切り替えができます。

敵がスタン(気絶)している状態でコマンドバトルに持ち込めれば、先制攻撃を仕掛けられたり、弱点を突いて畳み掛けることも、必殺技で周囲の敵ごと一掃する事もできます。

物語後半では敵のHPが数万ということもザラですので、プレイヤーの有利な状況を作り出せるという点においては非常にメリットは大きいです。

雑魚戦がサクサク片付くので、ストレスなくレベリングができるのはとても好感触でした。

カスタマイズ性の高いオーブメント

軌跡シリーズの世界では「オーブメント」という機械を用いる事で、身体能力を強化したり、導力魔法(アーツ)の使用を可能にしています。

地・水・火・風・時・空・幻の7属性からなる「クオーツ(結晶回路)」をオーブメントのスロットに組み込むのですが、属性値の種類、数値によって発動する特殊効果「シャードスキル」が変化します。

シャードスキルには追加攻撃が発生するもの、状態異常を無効化するもの、宝箱の位置を知らせてくれるものなど多種多様で、スキル一覧表とにらめっこしながら試行錯誤するのが楽しかったです。

単純にシャードスキルを意識しなくても、クオーツを組み込むことで各種ステータスの向上に繋がる為、自分好みの育て方に合わせて調整するのも面白いですね。

ユーザーフレンドな操作性

ゲームを快適にプレイする上で操作性は重要です。
それぞれの方向キーによく使用する画面が割り当てられている為、ボタン一つでアクセスしたい画面に移る事ができます。

特にログメニューに関しては、物語の途中で度々推理する場面があるのですが、「何て喋ってたっけ?」と思い返す時に、会話のログを遡れるのは地味に便利な機能だと思いました。

方向キー 上     ログメニュー   
方向キー 下     ミニマップ拡大
方向キー 左     To Do リスト
方向キー 右     移動メニュー

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